Zoomのミーティングやオンライン講義などを画面録画したのにあとで確認したら音声が入っていないというトラブルに直面して困っていませんか。せっかく大事な内容を残そうとしたのに映像だけで音が聞こえないと本当に焦ってしまいますよね。スマホやiPhoneで画面収録したときやMacやWindowsのパソコンを使ったときなど使っている環境によって音声が消えてしまう原因は異なります。また相手の声だけ入らないケースや自分の声が録音されていないケースさらには相手にバレないように録画したいけれど音声が入らないと悩んでいる方もいるかもしれません。この記事ではそんなZoomの画面録画で音声が入らない原因と今日からすぐに試せる解決策について分かりやすく解説していきます。
-
- 使っているスマホやパソコンごとの音声トラブルの原因
- 相手の声や自分の声だけが録音されない仕組みの違い
- OSごとの権限設定を見直して音声を正しく録音する手順
- 外部ソフトを使った録画の注意点や事前の確実なテスト方法
Zoomの画面録画で音声が入らない原因
なぜZoomの録画データから音声が消えてしまうのか、その主な原因は、実は使っているスマホやパソコンのOSの仕様、あるいは録画ソフトのオーディオ設定にあることがほとんどです。それぞれの環境で何が起きているのか、詳しく見ていきましょう。
スマホやiPhoneで音声が入らない本当の原因
iPhoneやiPad、Androidスマホに標準搭載されている「画面収録」や「スクリーンレコーダー」を使ってZoomを録画したとき、実は「相手の声が全く入らない」という問題がよく発生します。
これは設定のミスではなく、スマホのOS(システム)の仕様によるものです。スマホでは、マイクが通話(VoIP含む)で使用されている間は、OSの仕様により画面収録でのマイク録音および内部音声の録音が自動的に停止する排他制御が働きます。
そのため、コントロールセンターからマイクをオンにしても、イヤホンやスピーカーから聞こえるはずの「相手の声」はシステム上弾かれてしまい、不完全な録画データになってしまうのです。
Macで相手の声が録音されない原因
Macの標準機能(「command + shift + 5」やQuickTime Player)で画面録画をした場合、「自分の声」はマイクから拾えても、「相手の声」や「パソコン内で鳴っている音」が入らない仕様になっています。
これは、Macの標準の画面録画機能が「システム音声(Macの内部から出ている音)」を直接録音する機能を持っていないことが最大の原因です。
Zoomアプリ内でどれだけ設定をいじっても、Mac本体の仕組みとして相手の声を録画データに含めることができない状態になっているのです。
※なお、「Zoom.usがマイクへのアクセスを求めています」という警告で「許可しない」を選んでしまった場合は、そもそもZoomで自分が発言できなくなってしまうため、Macの「システム設定」>「プライバシーとセキュリティ」からマイクの許可をオンにする必要があります。
Windowsのミキサー制限の原因
Windowsパソコンで「Xbox Game Bar(ゲームバー)」を使って手軽に録画している人も多いかなと思います。とても便利な機能ですが、初期設定だと「ゲームの音声のみ」しか録音しない設定になっていることが多いんです。
Zoomは通話の音やシステム音など、複数の音声を扱っているので、ゲームバーが一部の音しか拾ってくれず、「相手の声が入らない」といった不完全な録画になってしまうんですね。
さらに、パソコン本体のスピーカーがミュートになっていると、録画ソフトにも音が届かない状態になるため、これもよくある落とし穴です。
相手の声だけが録音されない原因
パソコン本体のスピーカーがミュートになっているか、録画ソフト側の「システム音(パソコン内部の音)」の録音設定がオフになっている可能性が高いです。
パソコンのスピーカーがゼロになっていてイヤホンなどにも出力されていない状態だと、録画ソフト側が「相手の声」をシステム音として認識できず、結果として自分の声しか記録されません。「パソコン上で相手の声がしっかり聞こえる状態になっているか」が分かれ道になります。
自分の声が欠落する原因
逆に、「相手の声は録音されているのに、自分の声だけが録画に入らない」というケースも多発します。これはZoom側の問題ではなく、録画ソフト側の設定不足が原因です。
パソコンの画面録画ソフトは、初期設定だと「システム音(スピーカーから出る相手の声)」しか録音しないことが多くなっています。あなたがマイクに向かって話した声は、Zoomを通じてインターネット上の相手には届いていますが、あなた自身のスピーカーからは鳴らない(エコー防止のため)ため、録画ソフトはあなたの声を拾うことができないのです。「録画ソフト側でマイク入力の録音設定がオンになっているか」を確認することが唯一の解決策となります。
Zoomの画面録画で音声が入らない解決策
原因がわかったところで、次はどうすれば録画にきちんと音声が入るようになるのか、具体的な解決手順をデバイスごとに解説していきますね。どれも設定を見直すだけで簡単にできるものばかりです。
スマホやiPhoneでの確実な録画・録音方法
前述の通り、スマホの標準機能である「画面収録」では、どうしても通話アプリの音声を完璧に録音することができません。マイクをオンにして自分の声を入れることはできても、相手の声が入らないため、会議や授業の記録としては不十分になってしまいます。
スマホ単体で確実に相手の声も含めて録画・録音したい場合は、Zoom公式の「レコーディング機能(クラウドレコーディング)」を使用するのが唯一の解決策となります。
※クラウドレコーディングは有料アカウント(Pro以上)が必要になり、ホスト(主催者)の許可も必要です。
もし無料アカウントのままで、かつ相手の声もしっかり残したい場合は、スマホの標準機能での録画は諦め、パソコン(特に設定が簡単なWindows)から参加して録画を行うことを強くおすすめします。
MacやWindowsでの音声録画の解決策
Macで画面録画にZoomの相手の声を入れるためには、標準機能だけでは対応できないため、「仮想オーディオデバイス」と呼ばれる無料の拡張ソフトを導入する必要があります。
- 代表的な拡張ソフトに「BlackHole」などがあります。
- これをインストールし、Macの「Audio MIDI設定」で「複数出力装置」を作成します。
- Zoomの音声を録画ソフトにバイパス(迂回)させることで、相手の声も録音可能になります。
少し設定が複雑に感じるかもしれませんが、一度セットアップしてしまえば、以降はMacでも完璧に音声付きの画面録画が可能になります。
一方、Windowsの標準機能「Game Bar(ゲームバー)」を使っているなら、非常に簡単です。設定(歯車マーク)の「キャプチャ」項目にある「録音するオーディオ」を「ゲームのみ」から「すべて」に変更してみてください。たったこれだけで、Zoom全体の音声が録画に入るはずです。
画面共有で動画の音声を入れる設定
※他人が共有した動画の音を録画したい場合
Zoomの会議中、他の参加者がYouTube動画などを画面共有した際、映像は録画できても「動画の音」が入らないことがあります。これは、画面共有をしている本人が、共有メニューの「サウンドを共有」にチェックを入れていないことが原因です。
相手がこの設定を忘れると、あなたのパソコンにはシステム音として動画の音声が届かないため、結果としてあなたの録画ソフトにも音は入りません。動画を共有する参加者に対して、事前に「サウンドを共有にチェックを入れてください」とお願いしておくことが重要です。
バレない外部ソフト設定とオーディオ
ホストに許可を取らずに、外部のキャプチャソフト(OBS Studioなど)を使って個人的な備忘録として録画を残したい場合、オーディオの入力設定を正確に行う必要があります。
外部ソフトを使うときは、設定画面で「デスクトップ音声 / システム音(相手の声)」と「マイク音声(自分の声)」の2つのオーディオソースを両方ともオン(録音対象)にすることが絶対条件です。片方しか設定していないと「自分の声だけ」「相手の声だけ」の不完全な動画になってしまいます。
事前にテスト録画を実行して確認する
ぶっつけ本番で録画して「音声が入っていなかった」という悲劇を防ぐためには、Zoomのテスト機能に頼るのではなく、実際に録画ソフトを動かしてテスト撮影を行うのが唯一かつ確実な方法です。
【本番前の3ステップ確認】
- 一人でZoomの新規ミーティングを立ち上げる。
- 外部の画面録画ソフトを起動し、実際に10秒ほど録画を開始して、自分で声を出して喋ってみる。
- 録画を停止し、保存された動画ファイルを再生して、自分の声がしっかり入っているか(無音になっていないか)を自分の耳で確認する。
Zoomアプリ内の「スピーカー/マイクのテスト」はあくまでZoomの通話テストであり、録画ソフトが正しく音を拾えているかの証明にはならないため、必ず「録画ファイル自体の確認」を行ってください。
Zoomの画面録画で音声が入らない:まとめ
いかがでしたでしょうか。Zoomの画面録画で音声が入らないという問題は、パソコンやスマホのOSの権限設定や、外部録画ソフトのオーディオ設定、そして画面共有のチェック忘れなど、様々な要因が絡み合って起きています。
自分の声が入らないのか、相手の声が入らないのかを切り分けて、今回ご紹介した設定を一つずつ確認していけば、きっと解決できるはずです。
なお、本記事でご紹介した各種設定の手順やデバイスの動作はあくまで一般的な目安です。OSのアップデートによって画面の表示が変わることもありますので、正確な情報はAppleやMicrosoft、またはZoomの公式サイトをご確認ください。
もし機器の故障が疑われる場合や、どうしても解決できない複雑なトラブルに直面した場合は、無理をせず専門家にご相談されることをおすすめします。
しっかりと音声を残して、Zoomの録画データを日々の仕事や学びにフル活用していきましょう!

